Secret Forest ~Forest Corridor~
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天藤雅さまより
天藤雅さんのサイトで700を踏んだときの頂き物です。
リクエストは「幻獣などを扱う乗り物屋さんでの一コマ」
えっと…
大変「美化」してくださったショートストーリー付きです(笑)。
店主である、雅さん視点で描いてくださいました。
ご本人から掲載許可を頂いております。無断転写はダメですよv
昼下がり。
珍しく傭兵業の仕事が無かった為、久し振りにのんびりと店番をしてみた。
不思議な事に、転送リングや飛竜といった高額な物ほど、仕入れた途端に売り切れる。
一気に無くなる様を目の当たりにしつつ、どこと無く淋しげな瞳で此方を見上げる
犬そりに繋がれた犬達の頭を撫でていると、1人の女性が入ってきた。
途端に、一部の乗り物達の目の色が変わり、その女性を取り囲む。
(……意外と現金な奴等だったんだな…)
緑色がよく似合う爽やかな印象のその女性、リュシータさんの周りに群がっているのは
乗り物の中でも気難しい分野に入る、ペガサスとユニコーン…。
その彼等が、彼女の前では甘え上手の猫の様にゴロゴロと擦り寄り、撫でられて気持ち良さそうにしている。
彼女はうちの店の常連で、特に彼等を好んで購入してくれているが、まさかここまで懐かれているとは…。
この光景を目の当たりにしなければ、とてもじゃないが信じられない程の豹変振り。
この日の彼女の購入物件は、案の定、ペガサスとユニコーン。
颯爽と去っていくその背中に、購入してもらえなかったペガサス&ユニコーン達が、
次の機会が訪れる事を期待してか、熱い眼差しを送っていた……。
天藤雅さんのサイトは